今年もいよいよ… 2023年博多祇園山笠開催!
今年も近づいてまいりました!夏の風物詩『博多祇園山笠』、通称『山笠』。
山笠は国の重要無形民俗文化財、さらにはユネスコ無形文化遺産にも登録された、760年余りの伝統を有する福岡3大祭りの1つなんです!
山笠の起源は諸説ありますが、最も有力とされる説は、なんと鎌倉時代にまで遡ります。
1241年、現在の博多駅前にある承天寺の開祖・聖一国師が、弟子が担ぐ施餓鬼棚の上から祈祷水を撒き、疫病を退散したことが山笠の起こりだと言われています。
ここで簡単に、760年の歩みをご紹介します。
■山笠の歴史
1587年(安土桃山時代)
九州征伐の戦により九州統一を成し遂げた豊臣秀吉が、焼け野原となった博多の街をいくつかの区間に分け、「流」という集合体を形成して復興を図りました。
これが、山笠を運営する地域ごとの組織である「流」となります。
1687年(江戸時代)
町ごとに飾山笠の華美さを競いながら練り歩く風習が、現在の「追山笠」へ変化したのがこの年です。
土居流がお昼休憩をしている間に、石堂流(現在の恵比須流)に追い越されたことで、2つの流れの競争が始まりました。
この競争が観衆に受けたことがきっけとなり、現在の追山笠が始まりました。
1872年~1898年(明治時代)
西洋文化の流入により激動の時代となった明治時代には、文明開化にそぐわないという理由で、山笠だけでなく、同じく福岡3大祭りの1つである博多松囃子にも禁止令が言い渡されます。
禁止されていた山笠が再開した後も、締込みだけの舁き手の姿が野蛮だと議論が起こり、現在の水法被を着用するようになりました。
また、明治時代の山笠は史上最も高く16メートルにも及び、電線を切断する事故が多発したことから、奉納するために飾られる10~15メートルほどの高さを残した「飾り山」と、実際に街を走る3メートル程の「舁き山」に分かれ、現在の形となりました。
1945年~1970年(昭和時代)
1945年、福岡大空襲の影響により開催が中止されます。
終戦後は「博多祇園山笠振興会」が発足し、博多部外にも乗り入れる集団山見せが行われるようになりました。
1970年には小学生が参加できる「子ども山笠」も始まり、山笠がより多くの人に愛されるお祭りとなります。
女性禁制の男たちの祭りである山笠ですが、この子ども山笠では女の子も参加できます。
2016年(平成時代)
博多祇園山笠のユネスコ無形文化遺産への登録が決定されました。
そして、この令和では、コロナウイルスの影響により2020年・2021年と、2年連続で開催が見送られました。
今年2023年はコロナウイルスの終息宣言がなされ、福岡の街は例年以上に活気づいています。
山笠は当館の目の前でも観覧することができますので、今年の盛り上がりを皆さんで一緒に楽しみましょう✨
■博多祇園山笠スケジュール
山笠のスケジュールは、下記「博多祇園山笠公式サイト」でご確認いただけます。
https://www.hakatayamakasa.com/152290.html
■WeBase 博多 公式サイト
7月は博多祇園山笠を中心に、たくさんの楽しいイベントが待っています♪
ここWeBase 博多は、世界中のゲストと、様々な国籍のスタッフとの交流でいつも賑わっています🌍
楽しい夏の思い出作りに、ぜひ遊びに来て下さいね😊
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