【うどんの本命】手打ちうどん 鶴丸
【夜うどんの名手 / 手打ちうどん 鶴丸】
“うどんはね、つるつるっとすすって丸く飲み込んだらええ。”
主人の鶴見康夫さんはもともと大手企業で働くビジネスパーソンだった。親戚から 空き店舗を活用してほしいと話があり、「手打ちうどん 鶴丸」の開業を決めた。一晩中客足の途絶えない人気店として、今年で 40 周年を迎える同店。長年にわたる修行が要求されそうなものだが、前職を退職後わずか約 1 ヶ月で開業。「月謝を払い、現 場に入り、見よう見まねで自分で見て覚えた。」と鶴見さん。天稟のうどん職人といっ ても決して大げさではないだろう。
この店の大きな魅力は、夜遅くまで本格的な手打ちうどんが楽しめることだ。多くのうどん店がある香川県だが、大半の店が昼すぎには閉まってしまう。さらに人気店 ともなれば、営業時間内であっても午前中に玉切れ終了という事態もめずらしくない。 観光や出張の合間に本物のうどんにありつこうと思うも、既に店は閉まっていた、ということは起こりがちだ。同店の営業時間は 20 時から翌 3 時と、酒を飲んだ後の〆 うどんも楽しめる。
多加水麺を使用した手打ちうどんのメニューは、来店した人の9割以上が注文する 看板メニューの「カレーうどん」をはじめ、20 種以上のラインナップ。「俺が目標と しとるうどんは、表面がソフトで中にコシがある。」と鶴見さん。表面は瑞々しいツヤをまとい、ソフトでなめらか。中は、プリプリでもちっとした弾力が心地よい。機械では出せない、練達した職人の手打ちならではの明快なコシが楽しめる。
「開店・閉店時、いつでもベストなうどんを提供できないとお客さんに対して不公平。
おなじうどん を提供できるように心がけている。」と鶴見さん。
【主人の鶴見さん(左)とお孫さんのシオンさん(右)】
多くのファンに愛される鶴見さん。遠く離れた転勤先から顔を出しにきたり、
飲みの帰りに話だけ しに来るお客様もいらっしゃる。「じいちゃんはすごく優しく、
繁忙時のじいちゃんのうどん打ちの スピードは目を見張るほど。」とシオンさん。
【牛しゃぶカレー】
牛しゃぶのこっくりとした甘味がカレーうどんの旨みを一層引き立てる。
トッピングは揚げ餅。
【ぶっかけ】
手打ちうどんのなめらかさとコシとは?その正解を教えてくれる珠玉の一杯。
【天ぷら】
素材感溢れる天ぷら。
食べすすめる度に、香ばしく柔らかな衣が出汁に溶け出し、旨みが深まる。
【おでん】
「豆腐本来のコクと甘味を味わえる焼き豆腐」と「黒毛和牛の牛すじ」。
【店内】
全 50 席。麺打ちの様子が見渡せるテーブル席とカウンター席。2階に座敷席あり。
手打ちうどん 鶴丸
TEL:087-821-3780
営業時間:20 時~翌 3 時
定休日:日・祝日(GW・年末年始は変更有)
席数:50 席
駐車場:なし
支払い方法:現金のみ
住所:〒760-0045 香川県高松市古馬場町 9-34
アクセス:電車:ことでん線瓦町駅(フェリー通り沿い)より徒歩約5分
車:高松自動車道高松中央ICより約15分